The Magic No.65(ザ・マジック)
発行 デアゴスティーニ・ジャパン
監修 マジシャン・メイガス
発行日 2021/9/7
定価 1,823円(税込)
【セット内容】
冊子(オールカラー12ページ)
DVD(約19分)
チョップ・マグカップ
チョップ・マグカップ(Chop Mugcup)
テーブルに白いマグカップが伏せて置いてあります。カップを持ち上げると中に赤いボールが1つ入っています。そのボールをポケットにしまい、おまじないをかけるとボールがカップの中に戻っています。もう一度やってもやはりボールは戻ってきます。更に繰り返すと今度は大きいボールが2回続けて出現します。
チョップ・カップの原点となる考案者は、インドの魔術師アジート・クリシュナ・バス(Ajit Krishna Basu)で、編集長ガマージュ(A.W.Gamage)がロンドンで発行する雑誌『The Magician Monthly』(1932年11月)で紹介されました。その後、オーストラリア生まれのアメリカ人マジシャン、アルビン・ウィートリー(Alvin Wheatley)がこのアイデアに惹かれ改良し、1950年代初頭からこのカップを使い始めます。彼は中国人風の芸名チョップ・チョップ(Chop Chop)を名乗っていたので、チョップ・カップと名付けられマジシャンの間で普及しました。今号では、まだギミックの特性を利用した手順は解説せず、基礎的な手順の解説のみとなっています。付属のカップは本当にどこにでも売ってあるような普通の白いマグカップで、見た目は陶磁器のようですが実際はプラスチック素材で軽く、割れる心配も少ないので持ち運びも安心という使い勝手の良い出来映えになっています。
カップ&ボール(補足)(Cups and Balls Supplement)
アウト・オブ・サイト, アウト・オブ・マインド(Out of Sight, Out of Mind)
観客に1枚のカードを心の中だけで決めてもらいます。演者は何も質問することなく、そのカードを見事に当ててしまいます。
考案者はダイ・バーノン(Dai Vernon)。彼の有名なカード・マジック三部作の2番目である『Dai Vernon’s More Inner Secrets of Card Magic』(by Lewis Ganson 1960年)で解説されている傑作です。観客にカードを1枚選んでもらうのではなく、心の中で思ったカードを当ててしまうのですから不思議さは一級です。その代わりカードの扱いは自然にできなくてはいけません。喋りながら尚且つあまり手元を見ることなくシャッフルできれば理想的です。
付属マジックアイテム
チョップ・マグカップ:秘密の仕掛けが施されているマグカップ。
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