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The Magic No.56(ザ・マジック)

メイガス

発行 デアゴスティーニ・ジャパン

監修 マジシャン・メイガス

発行日 2021/5/4

定価 1,823円(税込)

【セット内容】

冊子(オールカラー12ページ)

DVD(約23分)

レインボー



レインボー(Rainbow)

 演者は中に何も入っていないパスケースを取り出し、今からこの中にあなたが選んだカードが飛び移ると説明します。パスケースを観客に渡し、何も入っていない証拠動画を撮るために観客のスマホを借りて撮影します。1枚のカードを選んでもらいデックに戻し、おまじないをかけると選ばれたカードが消えますがパスケースの中には何も現れていません。演者は選ばれたカードを過去のパスケースに飛ばしたと言い、先ほど撮影した動画を確認すると、何とそこに選ばれたカードが映っているのです。


 マジック界のエジソンとも呼ばれるHigar氏が発明して特許まで取っている特殊素材レインボー・フィルムを利用したハイテク・マジックの傑作です。実物を手に取って試してみても何故こうなるのか…正に魔法の道具です。扱いも難しいことは何ひとつありません。超不思議な現象だけでなく観客のスマホに動画データを記念として残すことができるので宣伝としても効果的。そして値段は正規の半額以下と、いやもう脱帽です。他のスマホマジックと絡めたり自分なりにいろいろと面白い演出を考えるのが楽しい素材です。



クレイジーマンズ・ハンドカフ(Crazy Man's Handcuffs)

 両手の人差し指と親指に輪ゴムをかけ、交差させて繋ぎますが、輪ゴム同士を擦りつけ合っている内にゴムが貫通して両手が離れてしまいます。


 考案者はアーサー・セタリントン(Arthur Setterington)。雑誌『New Pentagram』(1970年5月号)にピーター・ワーロック(Peter Warlock)により「ゲッタウェイ(Getaway)」の名称で発表されました。当時はほとんど知られていない作品でしたが、ハーブ・ザロウ(Herb Zarrow)はその可能性に気づき、スムーズなハンドリングを練り上げました。それを見せられたルー・タネンは『Tarbell Course in Magic Vol.7』への掲載を勧め、その手順は「The Uncanny Penetrating Rubber Bands」の名称で発表されました。その後、ダロー(Daryl)が「The Crazy Man’s Handcuffs」と名付け、マイケル・アマー(Michael Ammar)の解説で世界的に有名になりました。輪ゴムを使ったマジックはその素材の特性を活かしたビジュアル的な現象が多いですが、この作品はその最たるものでしょう。目の前で輪ゴムが溶けるかのようにに貫通する様はとても衝撃的です。手軽な道具で即席に演じられる抜群のコストパフォーマンスで現在でも人気の名作です。



コインの透視術(Money Mental)

 観客に持っている小銭を出してもらい、演者が後ろを向いている間に観客はどれか1枚のコインを選びます。そして選ばれたコインは見えないように上からコーヒーカップが被せられます。演者は前に向き直りまったく見えないその状況でコインの種類をズバリ言い当ててしまいます。


 古い原理を使ったシンプルな透視術です。上手く演じれば観客の意地悪なイタズラにも対応できるので、パーティーなどの集まりで演じるととても盛り上がります。



WELCOME TO MAGIC WORLD

マジック界の“発明家”Higar(ヒガー)氏とマジックバーBackstage(バックステージ)の紹介。



付属マジックアイテム

レインボー


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