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The Magic No.36(ザ・マジック)

メイガス

発行 デアゴスティーニ・ジャパン

監修 マジシャン・メイガス

発行日 2020/7/28

定価 1,657円+税

【セット内容】

冊子(オールカラー12ページ)

DVD(約20分)

ボール(白)

シェル(赤)

基本テクニック講座

ボールの扱い方②

ボールの増減:ボールのシェルを使って、ボールが増えたり減ったりしたように見せるテクニックです。

アレクサンダー・ボール・ロール:30号のロールダウンの応用で、まるでボールが重力に逆らっているかのように見えるテクニックです。

ボールの交換(Mysterious Ball Transposition)

 赤と白2色のボールがあります。白いボールをシルクに包みグラスに入れます。赤いボールを手で撫でると白いボールに変化します。グラスのシルクを開くと赤いボールになっており、一瞬で赤と白のボールが入れ替わっています。

 ターベルコース第2巻でも解説されている効果的な手順ですが、デアゴスティーニではシルクの扱い方など細かい点で更にスマートな演技になるよう工夫された手順となっています。

ピアノ・トリック(The Piano Trick)

 ペアで偶数枚だったはずのカードの山に、いつの間にか1枚のカードが移動して、奇数枚になってしまいます。

 心理的な錯覚(サイコロジカル・ミスディレクション)のみを利用した古典の傑作です。考案者はよく分かりませんが、デアゴスティーニで解説されている現在の基本形を紹介して有名にしたのはジーン・ヒュガード(Jean Hugard)とフレデリック・ブラウ(Frederick Braué)が書いた『ロイヤル・ロード・トゥ・カード・マジック(The Royal Road to Card Magic)』(1948年)です。この作品はセリフとそれを言うタイミング、そして何より大胆さ(厚かましさ)がとても重要です。この作品の不思議を成立させる原理が、氣賀康夫さんの『百万人のトランプ手品』(1972年)あるいは『奇術入門シリーズ・トランプマジック』(1996年)に詳しく解説されているので、興味のある人は是非読んでみてください。また、原案ではどのカードが移動したのか最後まで分かりませんが、それを示すことができる改案が『マーチン・ガードナー・マジックの全て』(1999年)に収録されています。ただし技法を使わなくてはいけないので、一切怪しい操作をしない原案の良さを消してしまっているかもしれません。最後に原案とは大きく印象が変わっていますが、近年のピアノ・トリック改案作品中で傑作と言っても過言ではないのが、奇術研究家こざわまさゆきさんの「Old Maid's Piano」です。氏の第三作品集『Seeds & Gimmicks』に収録されています。

WELCOME TO MAGIC WORLD

付属マジックアイテム

ボール(白色、直径約39㎜)

シェル(赤色)

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