アブラカダブラ奇術の世界史
著者 前川道介
初版 1991/12/20
定価 2,300円（285ページ）
京都新聞に連載された「アブラカダブラ奇術の世界史」を加筆修正した本。
世界史と冠してはいるが、史実とは異なる昔話をそのまま紹介している部分も多く、どちらかといえば短いコラムを集めた読み物として楽しむ感じの本。
まえがき
お椀と玉 左慈 アレクサンドリアのヘロン ソロモンの玉座 しゃべる人頭 飛び加藤と果心居士 人頭切断術 中世の大道奇術師 魔女裁判 カバラの秘法 ファウスト博士 ノストラダムス スコットゥス ゴーレム コロセウムの怪 西洋水芸人
市の芸人たち
奇術の解説書
フィラデルフィア
サン・ジェルマン伯爵
インド・ロープ 杭州の奇蹟
新聞記者の悪戯
不思議なマンゴーの木
行者の空中浮揚
ピネッティ
幻灯と幻聴
からくり人形
将棋さし人形
ボスコ
「ここに花束が……」
腹話術
ゲーテと奇術
リンカーンを喜ばせた男
ベラチーニ
奇術を愛したディケンズ
近代奇術の父、ロベール・ウーダン
からくり師ウーダン
カリオストロとウーダン
パレ・ロワイヤルのお菓子屋
ショーになった透視術
宙に浮いた少年
白壁から滴った血
ヘル・アレクサンダー
青い封筒で危機一髪
宣伝の天才
ハーマン大王
ハーマン逸話集
心霊ショーの始まり
霊媒の王ホーム
トーマス・マンと心霊術
エジプシャン・ホール
スフィンクスの秘密
マスキリンの首切り術
マスキリンとデヴァント
美人消失
奇術の殿堂に立った人々
日本まで来たドクトル・リン
勲章に埋まった奇術師
鳥潟小三吉
高野広八の世界一周
チャン・リン・スーの舞台
チャン・リン・スーの最期
一握りの灰となったハーツ
猫千匹求む
官吏から奇術師へ
ベン・アリ・ベイの黒技
ハリー・ケラー
ハワード・サーストン
空に浮かぶ乙女
トリニとサーストン
天海の見たサーストン
カードに憑かれた人々
ラファイエット
セルビット
騙されたコナン・ドイル
美女のノコギリ引き
つむじ風の奇術師
バンベルク・ファミリー
セルヴェ・ル・ロワ
王笏と魔法杖
三代の天覧に輝いた天海
不可能を可能にした男、フーディーニ
トランク抜け
生涯の伴侶を得る
警察の手錠に挑戦
ヨーロッパでの勝利
脱出芸の秘密
ミルク缶と中国水牢
飛行士としてのフーディーニ
フーディーニと交霊術
フーディーニの最期
ジョルジュ・メリエス
ヤン・エリック・ハヌッセン
占い棒と催眠術
犯罪捜査に協力
ユダヤ戦争
ライトメリッツの法廷
ベルリンのラスプーチン
ヒトラーとハヌッセン
ハヌッセンの予言詩
議事堂炎上を予言
予言者の悲惨な死
もうひとつの予言詩
奇術のパガニーニ
詩人の大叔父と下士官
ギトリーとウェルズ
最後の大道奇術師
アメリカ大統領と奇術師
チャンスを待ち続けた奇術師
ヒトラーの前で演じた男カラナグ
海外に雄飛するカラナグ
奇術の見方
カラナグ逸話集
西洋奇術事始
一里四方物品取寄せの術
神道斎孤光
