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The Magic No.22(ザ・マジック)

メイガス

発行 デアゴスティーニ・ジャパン

監修 マジシャン・メイガス

発行日 2020/1/14

定価 1,657円+税

【セット内容】

冊子(オールカラー12ページ)

DVD(約42分)

卵になるハンカチーフ

基本テクニック講座

カードの扱い方⑰

片手のファン閉じ

 開いたファンを片手だけで閉じるフラリッシュ的な技法。

オートマチック・ジョグ・コントロール

 「片手のファン閉じ」を活用して特定のカードを密かにコントロールする技法。

トップ・パーム①(ポジション)

 カードを手の平に隠す為の位置取りの練習。

卵になるハンカチーフ(Silk to Egg)

 シルクのハンカチが手の中で卵に変化します。マジシャンは種明かしをすると言って解説をしますが最後は偽物だったはずの卵が本物の生卵になってしまいます。

 原案は“Stodare Egg”(ストーダー・エッグ)と呼ばれ、コロネル・ストーダー(Colonel Stodare)が考案者です。手順は有名なサカー・トリック(観客に「マジックが失敗した」あるいは「種がわかった」と一旦思わせておき、実際はその裏をかいて不思議に見せる演出作品)で、この演出の考案者はフレッド・カルピット(Fred Culpitt)です。『ターベルコース第1巻』にも「おかしなおかしなタネ明かし(An Eggs-Traordinary Eggs-Planation)」という題で古い手順が解説されていますが、ここではより現代的でスマートかつ巧妙な手順になっています。他にも『奇術入門シリーズ シルクマジック』の「シルクとタマゴのサカー・トリック」にも解説があり、最後にサカー・トリックを演じる時の難しさやアドバイスも書かれているので興味のある人は是非読んでみてください。

トライアンフ(Triumph)

 観客が選んだカードをデックに戻し、裏と表をバラバラに混ぜてしまいますが、おまじないをかけると選んだカード1枚を残してすべてのカードの向きが揃ってしまいます。

 考案者はダイ・バーノン(Dai Vernon)です。1946年に『Stars of MAGIC』で発表されました。手順と演出が過不足なく見事に噛み合っている構成美を「カードマジック界のモナリザ」と評する人もいるほどの傑作です。発表後トライアンフは人気プロットとなり、現在でも多くのマジシャンが独自にアレンジした作品を発表し続けています。デアゴスティーニでは原案そのままの手順ではなく、ダロー(Daryl)のプエルト・リカン・カッティング・ディスプレイ(Puerto Rican Cutting Display)を用いてフィニッシュも裏表が逆パターン(表向きに揃ったスプレッドの中に裏向きの選んだカード1枚が出現)のアレンジ・バージョンを解説しています。原案は手順と演出が一体化しており、セリフがとても重要な意味を成しています。おそらくセリフを喋りながら演じることの難易度の高さと演出の内容が万人にフィットするわけではないということを考慮して原案そのままではなくスタイリッシュで演じやすいアレンジ・バージョンを解説しているのだと思います。原案に興味がある人は手順の確認だけなら『カードマジック事典』でもいいのですが、やはりセリフも詳しく書かれている『奇術入門シリーズ カードマジック』を読むことをオススメします。

クリック・パスのアクロス(Coins Across with Click Pass)

 左手に握った2枚のコインが右手に瞬間移動します。

 コインが2枚あればいつでもどこでも演じられて、それでいて現象効果も高いマジックです。特徴的なのは音によるミスディレクションで、2枚のコインがぶつかる「チャリン」という音が左手に2枚のコインを握ったという強い認識を観客に与えます。それだけにコインが反対の手に移動した時の驚きは強烈なものになります。こういった時間が短くてインパクトの強い作品は必ずと言っていいほど相手から「もう一回」と頼まれるので何か次に繋げられる演目を用意しておいた方がいいでしょう。

WELCOME TO MAGIC WORLD

WORLD'S MAGIC SHOP 手品屋の紹介。

付属マジックアイテム

仕掛けのあるプラスチック製タマゴと小さめの黄色シルク。

『バイスクル・トランプコレクション』

オートバイクも届きました♪

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